2006年11月15日

『マリー・アントワネット』を観てきました♪

このチケットはかなり前に取ったので…時の経つのは早いのねぇ〜なんて言いながら『マリー・アントワネット』を帝劇まで観に行きました。

このミュージカルの舞台は、言わずと知れた18世紀フランス。世の栄華を独り占めしたようなマリー・アントワネットと貧しい民衆のひとりマルグリット・アルノーという対照的な運命で…しかも同じイニシャルM.A.を持つ2人の女性のお話。

遠藤周作原作の「王妃マリー・アントワネット」をミヒャエル・クンツェ(作家)&シルヴェスター・リーヴァイ(作曲家)コンビが東宝の依頼でミュージカル化したもの、だそう。

そこに、錬金術師・カリオストロが絡んでくるのだが…解説を読むと、「〜カリオストロが魔術でその2人を出現させる。〜」とある。

遠藤周作氏の原作を読んでいないので、カリオストロがどの時点で出現したのか?原作にも登場してるのかは定かでない。でも、名前もあるんだから原作にも登場してるんだろうね〜、たぶん。
確かに、怪しい風貌の錬金術師が出てきて物語を掻き回し、自分の思うように全てを運んでいるようだったが…もう錬金術師って言うか…神じゃん!

チラシにはこうも書いてある…「〜遠藤文学の根底に一貫して流れる神の存在と人間愛にインスピレーションを受けたM・クンツェが〜」とあるので、神を錬金術師・カリオストロという容で登場させたと言うことか…。

なるほどね〜。何も知らないで観に行っちゃったし、公演パンフも購入しなかったから良くわからなかったわ(^_^;)

2人の女性の人生がドラマチックに交差していくのと同様に歴史とフィクションもドラマチックに交差してるってことで…。
お勉強が得意じゃないのに、深く考えると…あまり良くないので舞台そのものの感想を…(^_^;)

セット自体は少女趣味なド派手なものではなく…モダンなスッキリしたものでしたが…ベルトコンベアーまたは、動く歩道的なものが多用されてました。ある時は直線で、またある時は円を描くように…中華料理の回転台のような…(-_-;) 場面によってはとても効果的だったなぁ〜。人々がカリオストロ@祐一郎の手のひらで駒となって遊ばれてるようなイメージで…。

マリー・アントワネット@涼風真世さんは、序盤は若いと言うよりまだ幼いと言ったほうがいい王妃を演じ、ちょっと頭が弱そうに(←失礼!) 見えるほどの発声で…このままラストまで行くのかと思うと心配になった。
ルイ16世に甘える時の声とか、わがまま放題に振舞っている時の声とかね…。

途中からはだんだん貫禄が出てきて、序盤のアレはやはり演技であったと安心させられる(笑) さすがに、歌も素晴らしく…フェルセン@井上芳雄とのデュエットは聞き惚れた♪
終盤の涙を流しながら子供との別離を嘆くところなんか、つい引き込まれてしまうほどの熱演。さすがに生舞台は、2時間ドラマの「京都の芸者弁護士事件簿」の時より迫力あるわ〜(笑)

マルグリット@新妻聖子ちゃんの歌声はパワーがあって最高でした♪ 今回は笹本玲奈ちゃんとのWキャストだけど…あんなに唄ったらノドが楽日まで持つのか心配です。大事にして頑張ってね〜。
マルグリットは名もない民衆の代表として…革命を引っ張るのだけど、最後には自分の思い描いた革命と現実の狭間で疑問を抱く役どころを見事に演じきってました(^_^)

アクセル・フェルセン@井上芳雄くんは今回もキリッとした涼やかなお顔で歌声も素晴らしく惚れ惚れ♪ 出番が少ない気もしましたが…どの舞台でも“いい人”として描かれるフェルセンを好演。
姿勢が良く王子とか貴族とかが良く似合うわぁ〜(^0^) 今回のキリリとひとつにまとめたロングヘアーもステキ! 「ミーアンドマイガール」の時みたいな庶民よりもやはりこういう感じがいい!!
王妃を愛してしまった…叶わぬ恋への一途さがとても彼に似合っていて良かったです。

オルレアン公@高嶋政宏さんは、見た目が怖い!! ちょっと奇抜なメイクで、一目見たら “悪” ってわかるじゃん! という風貌。
楽曲も高嶋さんらしいもので、出てきた瞬間にその場面は高嶋ワールドになる…今やミュージカルにはなくてはならない存在感&風格を醸し出していました。

アニエス@土井裕子さん、ボールマルシェ@山路和弘さん、などなど挙げたらキリがないほど芸達者な役者さん達ばかりが勢ぞろいで、見ていて飽きさせません。

…で、カリオストロ@山口祐一郎さんなんですが…もちろん歌声はステキでうっとりしちゃうし、存在も大きくて素晴らしかったんですが…、最近の帝劇ものでは、どの役でもトートっぽい…と思うのは私だけでしょうか?
神という存在を現実に見せなくては成り立たなかったのかな?とも思ってしまったし…。あの役がピッタリと来るのは祐一郎さんくらいかな? とも思うので良かったって気もするんですが…好きな俳優さんだけに考えちゃうわぁ〜。

舞台は虚構の世界なので、歴史の実際がどうの…ということ抜きにして、物語&ミュージカルとしては、見応えはありましたよ〜。
実力者揃いだし、マルグリットの革命を軸にして見えてくる人間の欲望や真実などなどが、マルグリットの想いと少しずつズレを生じて…というあたりはすごく面白かった〜。その間のアントワネットとフェルセンとの一途な愛あり、少しの裏切りありそして、逢瀬あり…。

ただ、全体の出来事を “全ては神の仕業” …ということにすると…なんか “夢オチ”みたいなつまらなさを感じる…というのも事実ではあります(-_-;) 「神ではなく、錬金術師だって言ってるだろ〜!」 っと言われれば、それまでですが(^_^;)

12月25日まで帝国劇場でやってますので興味のある方は、観に行って自分の目と心で感じて下さいね♪

posted by 放蕩主婦 at 14:51| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ミュージカル・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリー絡みですが 以前CATVでアニメの
ベルサイユの薔薇が放送されていて
歴史物が好きな私はこのアニメを仏革命の
歴史物語として欠かさず見ていました
その中でマリーの生い立ちやその後の
世間知らずの言動が庶民の反発を買って
後の仏革命へと繋がった事等を興味深く見ました
マリーの最後のシーンでギロチン台に立つ時
見物の庶民からは哀れみの表情の欠片も
無いのを思い出しました
Posted by アガラ at 2006年11月16日 00:26
アガラさん、こんにちは。
そうなんですよね、「ベルばら」の漫画を読んだり、アニメを見たりして歴史を頭に入れたり、興味を持って勉強したりという人って多いですよね。
私は、あのピラピラした感の少女漫画系が子供の頃苦手で…かといって歴史のお勉強も好きではなかったので(^_^;)
大人になって舞台などを通して興味を持って、ちょっと勉強したり…という体たらくぶりなので知識が浅い浅い…(笑)
友人数人から、未だに「ベルばら」は捨てずにとってあるから読んでみれば?きっとハマるよ〜〜♪ などと言われてます。
「ベルばら」デビューしちゃおうかな〜(笑)

Posted by 放蕩主婦 at 2006年11月16日 10:05
お久しぶりですー。
ベルバラ世代のナンです^^;
有名な「パンがなければお菓子を食べればいいのに」というセリフは、
本当は別人が言ったそうです。
それを歴史の中で歪曲されて濡れ衣をきせられたらしいですよ。
Posted by ナン at 2006年11月16日 17:23
ナンさん、いらっしゃい♪
ベルばら世代…同じです(^^;
このミュージカルの中でも 「パンがなければケーキを食べればいいのに〜♪」 と連呼する歌が歌われてました。
その上、庶民の皆は飢えている、と訴える庶民マルグリットを馬鹿にしてアントワネットが彼女にシャンパンを浴びせかける…というオマケつきでした…(T_T)
この場面も残酷だけど、濡れ衣きせられるのも残酷ねぇ〜。

Posted by 放蕩主婦 at 2006年11月16日 22:20
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